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| | コーヒーの入れ方とマナー | 手を洗う |
| まずはきれいに手を洗いましょう。コーヒーの世界は精神の鍛練と・・・何かを鍛える世界なのだ!(おすすめはキレイキレイです。) |
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| | コーヒーの入れ方とマナー | 道具の確認 |
| コーヒーを入れる道具を確認しましょう。道具の善し悪しがわかるようになれば一人前です。 やかん、ドリッパ−、紙フィルター、サーバー、コーヒースプーン、ドリップ用のポット、カップ、濡れタオル 私は南部鉄器のやかん、紙フィルターは和紙製、ドリップ用ポットはGermanの一流メーカーを使っています。それはジョークですが、鉄器は鉄分がミネラルとしてお湯の中に出てしまいます。アルカリ性のコーヒーにとって鉄分は味を変えてしまう天敵です。紙フィルターが和紙では困ります。糊がとけ出てきそうです。フィルターは質のよいものは目が細かく必ず最適とは言えません。コーヒー豆の粉の細かさに合ったフィルターを選びましょう。ちなみに無漂泊と漂泊のフィルターがありますが、最近はどちらでも変わりがありません。
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| | コーヒーの入れ方とマナー | 水を極める |
| コーヒーを入れる水は中性のわき水、井戸水、清水がベストでしょう。 中性質の天然水でなおかつ二酸化炭素が多い方が、コーヒーの酸化を防げます。私は静岡県御殿場の富士山山麓の水を使っています。ポリ容器を10本台車に乗せ運びます。(ホントは御殿場の富士山麓の民家には富士のわき水がそのまま家庭に引かれていますから簡単にもらって来れます。) 静岡まで行けないときは、新潟県亀田町の清酒こしの寒梅の仕込み水でコーヒーを入れます。(本当です。) コーヒー道を極めるにはまず水探しからです。 極上の水道水が家に引かれている方は、沸騰後5分ぐつぐつさせましょう、塩素が抜けます。それから、水道水は二酸化炭素も豊富に入っています。
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| | コーヒーの入れ方とマナー | 温度を見極める |
| 必ず道具を浄めましょう。 コーヒーの神が宿る道具達を熱湯で浄めましょう。神の宿る道具達とあなたのその匠の腕があれば、あなたもコーヒー道のおっしょさんです。(ちょっとカッコワリ−ですね、「おっしょさん」では・・・「おっしょちゃん」ぷっ″) サーバーはもちろんドリッパ−、カップをちゃんと温めておけば熱いコーヒーが飲める訳です。もちろん冷めにくいです。
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| | コーヒーの入れ方とマナー | 魂を込める |
| いよいよ作法に入ります。ペーパーに魂を込めるのです。 ペーパーの下、「富士の天」を谷折り裏返し「富士の裾野」を谷折りにします。霊山富士山の魂が折り込まれたペーパーを一気に広げます。「りきねんぴーかんのぉ〜ん」(叫ばないで下さいね!) ドリッパ−に逆さ富士をセットし深呼吸しましょう、手を合わせゆっくり息を吐きます。
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| | コーヒーの入れ方とマナー | 美しく華麗に舞うスプーン |
| 全神経を集中してコーヒーと向き合います。一礼 人さし指と親指でスプーンをしっかり持ちコーヒーの香りと色艶を確かめながらゆっくり酸素が触れないように適量すくいます。 すみやかにコーヒーの入れ物を閉じます。そして、ペーパーに均一になるようコーヒーを入れます。 使い終わったスプーンにはコーヒーの移り香が残っています。ゆっくりと置きましょう(ちらかすと大変です。うっかりしていると掃除機のお世話になってしまいます。)
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| | コーヒーの入れ方とマナー | 禊のお湯は熱すぎず |
| あなたのコーヒーを禊(みそぎ)する時がきました。 コーヒー道を極めるにしても沸騰したお湯を自分の分身のように思われるコーヒーにかけるのは気が引けます。(適温は98度などと言われています。) 濡れタオルの上にポットを置きます・・・30秒ポットを取った後のタオルは熱くなっていますので気お付けて。(自らを禊しないように)
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| | コーヒーの入れ方とマナー | 日本の和、輪を書くように静かにゆっくりと |
| 襷は(たすき)はしましたか?はちまきは? ペーパーの中のコーヒーの中心を見ます。ほらそこに天国が(やばいよやばいよ) 中心から外側へお湯をポットから注ぎます3周程度、ストップ!口を閉めてポットを下に起きます。さぁ念じましょう、コーヒーのおっしょさんの合い言葉「膨らめ膨らめ・・・」コーヒーが中心から膨らみ始めます。約30秒、サーバーに煙る蒸気の動きが神々の讃美のようです。(神々の讃美が聞こえる方は病院へ) 時が満ちたらいざ真ん中へ!細くゆっくり外側へ端5mmを超えない様に行って帰って往復2〜3回程度、最後はまんなか集中でドリッパ−が満まで注ぎ込みます。ふぅ〜
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| | コーヒーの入れ方とマナー | 贅沢も和の境地 |
| まだ気は抜けません。 サーバーの目盛り、杯数分コーヒーが抽出されたらドリッパ−にお湯が残っていようが外します。 「もったいない、まだまだコーヒーがでそうだぞ」と思ったあなたは一から出直しです。宿った神もへろへろぉ〜んと逃げて行きます。そっちの方がもったいないでしょう。 精神集中がとけて、泣く泣くドリッパーを外したあなた、おめでとう、あなたは立派なおっしょさんです。涙で潤んだ目で見て御覧なさい琥珀色のあなたの努力が凝縮されています。さぁー温めておいたカップに注ぎなさい、注ぎ終えたあなたはコーヒー道を極めた自信と誇りに満ち輝いている事でしょう。
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| | コーヒーの入れ方とマナー | 御苦労さまでした。 |
| おつき合いいただきまして誠にありがとうございました。 これからもより厳選されたコーヒーと楽しみ方を提供して行きますので、暖かい目で見守ってくださいね!
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